ヒモ生活

京都でヒモ生活を送っている。

交際相手が広くて綺麗な家に引っ越しをしたことが直接の原因なんだけど、来週の月曜日から研修が二日間あって、4月1日に晴れて社会人デビューするという現実が差し迫っていることが心理的にかなりのダメージを与えていて、耐えきれなくなって転がり込んだというのが正確なところではある。

平日の昼にベッドでコロコロできるのも今日を含めてあと二日。どうしても社会に出なくてはならない身分の人間としては、正社員という身分で社会に出荷されるだけで御の字なんだけど、なかなかそう割り切れないのが人のこころというものである。端的に言ってつらい。

在学中、親は外泊の類は一切許可してくれなかったんだけど(1回生の頃は門限が10時だった)、4回生になって内定が出てからは強気になって押し切る形でフラフラと出歩くようになった。社会的身分は強い。

交際相手が買ってきたハーゲンダッツを無限に消費していると、社会に出なくても生きていけるんじゃないかと思ってしまうんだけど、とりあえず奨学金を返済し、マックのローンを返済し、実家に滞在費を送金しなければならない。話はそれからだ。300万の借金があると思えば嫌でも働かざるを得ない。

就職先の会社は地元にある中堅のIT系で、比較的ホワイトっぽいのでそこまで不安がることもないような気がするんだけど、正直もう何も考えたくないという思いで一杯で、さっさと結婚したい気がし始めている。これは精神的に追い詰められた女性がとるありがちな行動なのであまり良くない気がするし、とりあえず働き始めればいいこともあるだろうと考えている。噂によると社会人は経済力を身につけられるらしいし、そこらへんに希望を見出したい。夢は毎月10万のペースで奨学金を返済することで、これが実行されれば3年目に入る頃には借金はあらかた片付いてるはずである。結婚するにせよ転職を考えるにせよ、とりあえず3年目までは就職先で求められることをきちっと消化してくしかないだろうし、同期はとても優秀なので、とりあえずなんとか生き延びたいという気持ちだ。

とりあえず明日は暇してるので何かあれば呼んでください。