虚実空間 都市

有野永霧の虚実空間 都市を購入した。
比較的古いのと、あと多分そんなに多く刷られていないっぽいので全然見つからず(Amazonにも在庫がなかったしヤフオク楽天にもなかった。エイムプレスと書かれていたし、自費出版に近いのかも)、現物を見てつい買ってしまった。
調べたら昨年の個展でこれら古いものを出してたっぽいんだけど、生で見たかった気持ちと、家でゆっくり見たい気持ちとあって、でもやっぱり個展は気になるよね。写真集が手に入ったからいいんだけど。
世界の都市をまたいで載せられているのに違和感がなく、時代感もよくて、あと装丁もどことなく図書館に置いてありそうなあの感じが出てて良い。一般人の購入が想定されていない気がする。図書館でたまたま見かけてなんとなく開いてみてエッって言いたくなる感じだ。

なぜか建築の棚に突っ込まれていた。そういうところもまた良いなあと思う。都市 雑然とした感じ。あの、計画的に設計され建てられたひとつひとつの建築物たちの無計画な乱立ぶりが、ざわめいているようなしんとしているような、そういう気持ち悪さが良い。
明日バイトがなければ更に良いのに。